そのイヤホンを外させたい

考えごと

ゆとり世代にとっての“国民文学”はなにか

今読んでいる本の中に、団塊ジュニア世代にとっての“国民文学”は『機動戦士ガンダム』という記述があった。 “文学”という言葉を広義に解釈すれば、この認識は妥当だと思う。文芸誌に代表されるような伝統的な“文学”の枠組みの中で考える限り、“国民文学”とい…

『ゲーム・オブ・スローンズ』の中毒性について思うこと

毎晩1〜2話のペースで海外ドラマの『ゲーム・オブ・スローンズ』を観ている。 事前に評判は耳にしていたからある程度面白いだろうことは分かっていたのだが、実際に観始めるとその期待値をやすやすと超えてくる感じでキレーにハマってしまった。あと少しで第…

現代小説家はそれぞれがゲリラ戦を展開している

少し前の話になるが、『文藝2017年秋号』上にて「現代文学地図2000→2020」という特集が組まれていた。文芸 2017年 08 月号 [雑誌]出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2017/07/07メディア: 雑誌この商品を含むブログ (2件) を見る これは、9…

作品タイトルに氾濫する「君」。ライトノベル、ライト文芸を席巻するロマン主義の波。

2016年に大ヒットした新海誠監督『君の名は。』のDVD&ブルーレイの発売が近いらしく、書店などで宣伝広告を見かける。 僕はまだ本作を観ていない。新海誠作品はこれまで逃すことなくほとんど観てきたのに、本作についてはそのあまりの人気ぶりに尻込みしてし…

乳酸菌入りチョコレートの登場が意味するもの

少し前にロッテが「乳酸菌ショコラ」という商品を出した。 「チョコを食べながら栄養素を摂取できるなんてなんだか得した気分〜♪」 これは友達の女の子の発言(彼女は決してバカじゃない。ただ幸せを感じやすいだけ)。僕も確かにそうだなぁと感じてそこで話は…

専業小説家は絶滅するかもしれない

「次は小説を書いてみませんか?」 特定の分野で一定の評価を得た人物に編集者はそう提案したりする。 新人賞を受賞したばかりのほとんど無名の作家の本を出すよりも、畑違いと言えども、あらかじめそれなりのファンを持つ有名人の本を出した方が売り上げが…