そのイヤホンを外させたい

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そのイヤホンを外させたい

アラサー文系男子のピカレスク・ログ

ナンパで人生変えるには

どうも、AV男優みたいなペンネームの山中タカです。 男がナンパをはじめる理由はそれこそ人によって様々ですよね。 彼女が欲しい。 美人とセクしたい。 会話が上手くなりたい。 結婚相手を探したい。 自分の殻を破りたい。 メンタルを鍛えたい。 人脈を広げ…

スゴ腕じゃなかった

またナンパについてちょくちょく書くようになった。 と言っても、ナンパを本格的に再開したというわけではなく、あくまでも興味の対象として自分の中に再び浮上してきた感じである。 どういった心境の変化かというと、以前自分と同じくナンパクラスタに生息…

二村ヒトシ/川崎貴子『モテと非モテの境界線』の感想

モテと非モテの境界線 AV監督と女社長の恋愛相談作者: 二村ヒトシ,川崎貴子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2016/06/23メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログを見る 『モテと非モテの境界線』という対談集を読んだ。 著者(というより対談し…

「女には手をあげてはいけない」という発言の偽善性

「女性は男性に比べて弱い存在なので守ってあげなければいけない」 このような認識は、日本だけでなく世界中の男性のほとんどが共通して持っているものだと思う。事実として、現代において女性の方が男性より優位な立場にある社会は稀である。だから、記事の…

元ナンパ師が選ぶ読んでためになるナンパ本6冊

以前、集中的にストリートナンパに取り組んでいた時期がありました。恋愛工学が話題になる少し前くらいですかね。 当時の僕は街で最後まで一人で声掛けをするいわゆる完ソロナンパ師だったので、ナンパのスキルは独学で磨かなければなりませんでした。 その…

乳酸菌入りチョコレートの登場が意味するもの

少し前にロッテが「乳酸菌ショコラ」という商品を出した。 「チョコを食べながら栄養素を摂取できるなんてなんだか得した気分〜♪」 これは友達の女の子の発言(彼女は決してバカじゃない。ただ幸せを感じやすいだけ)。僕も確かにそうだなぁと感じてそこで話は…

壇蜜の小説家デビューについて

壇蜜さんが小説を書いたんですね。 タイトルは『光ラズノナヨ竹』 前にも書いたけど、新人賞という正規のルートで小説家として出発するのではなく、あらかじめ小説とは異なるジャンルで知名度を得た人物が新人作家としてデビューするという仕組みは今後ます…

古さを感じさせない時間術の名著/アーノルド・ベネット『自分の時間』

自分の時間 (単行本)作者: アーノルドベネット,Arnold Bennett,渡部昇一出版社/メーカー: 三笠書房発売日: 2016/05/11メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (2件) を見る アーノルド・ベネット『自分の時間』を読みました。 100年以上前に…

モテない男女に共通する特徴

東京タラレバ娘(1) (KC KISS)作者: 東村アキコ出版社/メーカー: 講談社発売日: 2014/09/12メディア: コミックこの商品を含むブログ (18件) を見る 先日、遅ればせながら東村アキコ『東京タラレバ娘(1)』を読みました。 アラサー独身女性の等身大の葛藤を知る…

ティンバーマニアックスの思い出

「ティンバーマニアックス」という懐かしい名前を覚えている人はどれほどいるだろうか。 ほとんどいないような気もするし、意外にも大勢いるような気もする。 知らない人のために説明すると、「ティンバーマニアックス」はスクウェアの人気作「ファイナルフ…

医者に頼らず精神力のみで煙草をやめたわたしの禁煙法

5/31は世界禁煙デーなんですね。 5/31〜6/6は禁煙週間に当たるとのこと。 へ〜そんなんあるんだ。 恥ずかしながら、今日まで生きててそんなもんがあるの全く知りませんでした。 概要を読むと、もうなんか平和運動的なノリですね。みんなが盛り上がってるとこ…

ジム・ホーキンズとジョン・シルバー/大人になるということ

宝島 (新潮文庫)作者: スティーヴンソン,佐々木直次郎,稲沢秀夫,Robert Louis Stevenson出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1951/04/03メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 23回この商品を含むブログ (15件) を見る いつの頃からだろうか。 自分が書く物の足しに…

専業小説家は絶滅するかもしれない

「次は小説を書いてみませんか?」 特定の分野で一定の評価を得た人物に編集者はそう提案したりする。 新人賞を受賞したばかりのほとんど無名の作家の本を出すよりも、畑違いと言えども、あらかじめそれなりのファンを持つ有名人の本を出した方が売り上げが…

【秘策】返信用封筒入れ忘れに対処するたったひとつの冴えたやり方

やぁ、きみか。久しぶりだね。 一体どうしたのさ、そんなに慌てて。 なに? 取引先へ送る郵便物に返信用封筒を同封するのをうっかり忘れたまま封をしてしまったって? やれやれ。せっかちな性格は昔と変わらないようだね。何だかホッとしたよ。 簡単だよ。 …

匿名ブロガーの本懐

まだ記事数も十分ではないが、ブログの運営方針について現在思っていることをここらで書き留めておきたい。 わたしはブロガーがブログそのものについて言及することに全く抵抗を感じないし、むしろ必要なことだと考えています。小説家や詩人が「小説とは何か…

定量的なるものとの戦い

先日、ブログに関する本を読んでいたら、「分かりやすい文章の書き方」の項目に次のような例があがっていた。 くまのプーさんの住んでいる森は、「100エーカーの森」と呼ばれ、文字通り100エーカーの規模があるそうです。でも皆さんは、100エーカーの森と言…

組織が嫌いなら市場を好きになればいいじゃない

わたしはリアルライフにおいてつくづく自分は集団行動に向いてない人間なのだな~と再確認させられることが度々あります。 向いてないとは言っても、別に人と話すのが嫌いなわけではなく、それなりに協調性もあると自負しているし、(笑)会社の飲み会にもちゃ…

純文学ワナビーは必読。『響 〜小説家になる方法〜』の感想

厳しいーなぁ…っとに、なんだったら売れんだよ。芥川賞作家の肩書き持っててもこれだもんなぁ。つーか最近は、受賞作ですら厳しいっスからね。これ以上悪くなんねーだろって状況なのに、毎年きっちり更新してくれるなぁ。っとに、出版不況で漫画が売れねーと…

異世界転生小説は新時代のピカレスク小説なのか?

「異世界転生小説」をご存知だろうか? 宮部みゆきや東野圭吾といった一般文芸をメインに読んでいる人には聞きなれない言葉かもしれませんが、ライトノベルやウェブ小説の世界では王道の物語形式です。 簡単に説明すると、現代日本で暮らすパッとしない主人…

既刊本の書評も悪くない

わたしは本好きなので、このブログも自然と読んだ本の感想が多くなっています。 ことネットに関してなるべく多くの人に記事を読んでもらいたいなら、出たばかりの話題の本を逃さずレビューしていくのが一番手っ取り早い方法でしょう。 わたしも自分にでき得…

文化系男子の生存戦略

唐突だが、わたしは文系である。 今から約6年ほど前に都内の四年制私立大学の文学部を卒業しました。 敢えて主張することもない平凡な経歴だけれど、個人的に思うところがあるのでもう少し突っ込んで書いてみたい。 目次 これまでの出来栄え 文化系男子は資…

幸福のメルクマール

個人的な印象ですが、近頃はSNSや本の中で幸福論のようなものを語る人がとても多くなりましたよね。 ピンからキリまである中でその大半が、 幸せを感じられないのはあなたがそれを自覚してないだけでそれは意外なところに転がっているものですよ。だから気づ…

『進撃の巨人』を読んで個人の自由について考えた

進撃の巨人(19) (講談社コミックス)作者: 諫山創出版社/メーカー: 講談社発売日: 2016/04/08メディア: コミックこの商品を含むブログ (102件) を見る 『進撃の巨人』が面白い。何を今更?世間でこんなにも人気を集めているというのに。いや、それでもコミッ…

ブログ名変更のお知らせ

ブログの名前を変えた。失恋してロングヘアーをばっさり短く切る女子のような心境で。題名に私自身の願望が如実にあらわれているなぁ。理由は、約3ヶ月の間頑張ってみたもののまともに小説が書けなかったことによる。そんなバカな……。掌編めいたものはポツポ…

小説家、大石圭誕生秘話

大石圭、小説家。1993年『履き忘れたもう片方の靴』が文藝賞佳作となりデビュー。その後、官能、ホラー小説の分野で頭角を現し、角川ホラー文庫、光文社文庫を中心に数多くの作品を発表。2003年には、映画『呪怨』のノベライズも担当した実力派作家。デビュ…

小説を読むことは究極のライフハックである

小説家の保坂和志は、過酷な現代社会を個人が生きるために必要なことを訊かれて、「それはたとえばカフカを読むことだ」と述べている。ごく一般には、人生に役立つ知識やノウハウの意識的な蓄積こそ最も効率的な生存戦略だと信じられている。だがそれではダ…

絶望から出発せよ/和佐大輔『テトラポッドに札束を』

テトラポッドに札束を (単行本)作者: 和佐大輔出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2013/10/10メディア: 単行本この商品を含むブログを見る 12歳の時、海水浴中に海に飛び込みテトラポッドに激突、頚椎損傷。身体の胸から下が麻痺し車椅子生活に。17歳でネットビ…

女性作家のデビュー作二つ

松浦理英子の『葬儀の日』と山崎ナオコーラの『人のセックスを笑うな』を続けて読んだ。1978年、2004年と発表年に隔たりはあるが、作品の圧倒的存在感によって文芸シーンに新風を巻き起こした点で共通している。女性作家のこのような天才的なデビュー作には…

夢を追うことは合理的な生存戦略かもしれない

それでも、夢を追うしかない。/2016年の挨拶とブログ書籍化のお知らせ - デマこい!夢か安定か。そんな二者択一が個人の人生設計に大きく影響を及ぼす時代があった。現在でも、たて前としてその選択は残っていて、多くの人が昔と同じように考えより現実的な…

映画『ブラック・スワン』に見る面白い悲劇の作り方

ダーレン・アロノフスキー監督『ブラック・スワン』は、観る人によって評価が分かれるものの、ぼくは比類のない傑作だと思っています。 自分がこの作品の何に魅力を感じるのかというと、それは、力強いプロット、ラストの鮮烈なカタルシス、そして何よりも作…

短編小説『対岸の出来事』

「立ち上がって歩くこともできないらしい」飲み物のメニューに目を走らせながらNは言った。「試合中に小指の骨が折れても顔色一つ変えなかったあいつが、だ」ぼくは手を上げて、離れた場所にいる店員を呼んだ。彼女はレジの横に立って隈なく店内を見渡してい…

【まとめ】2015年に読んで面白った本10冊

タイトル通り。 まとめておきます。 フォックスファイア作者: ジョイス・キャロル・オーツ,Joyce Carol Oates,井伊順彦出版社/メーカー: DHC発売日: 2002/07メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (3件) を見る(その1)ジョイス・キャロル・オ…

世界に見出されることの危険性

何者かになるということは、独力でできることではなくて、自分という存在に意味を与えてくれる周囲の世界があって初めて実現する。 だから、もし何者かになりたいのであれば、周囲から興味をもたれる人間になることが必要だ。 ぼくは最近、そういうことは運…

ありのままの愛の認識とは

スタンリー・キューブリック監督の遺作『アイズ ワイド シャット』を観た。こういう考えるヒントを鑑賞者にたくさん残してくれる映画がぼくは好きです。 愛というのは、人類が生み出した概念の中でもすこぶる輪郭の捉え難いものであると思う。だが、優れた恋…

ちゃんとモテる力/二村ヒトシ『すべてはモテるためである』

すべてはモテるためである (文庫ぎんが堂)作者: 二村ヒトシ,青木光恵出版社/メーカー: イースト・プレス発売日: 2012/12/02メディア: 文庫購入: 7人 クリック: 125回この商品を含むブログ (34件) を見る ネット上の性愛カテゴリーをベースにものを考えてる人…

名門と自意識

ラ・ロシュフコーの箴言の中に次のようなものがある。 名門の名は、そのよき担い手たり得ない者を、引き立てるかわりに卑小にする。 ぼくはごく平凡な中流家庭で育ったので、由緒ある家柄に生まれた人間のアイデンティティの成り立ちを正確に理解することは…

恋愛結婚からの脱却/牛窪恵『恋愛しない若者たち』

テレビにも出演する有名な評論家による一冊。 全体的には「ちょっと冷めた若者像」を提示するありがちな若者論に終始しているので退屈な部分もあるが、恋愛市場に関する膨大な調査量はさすがで勉強になった。恋愛という書き手の主観や経験に左右されやすいテ…

星と記憶の堆積

少し前にポリタスに掲載された高橋源一郎の文章を読んで色々と思うところがあった。 死者と生きる未来(高橋源一郎)|ポリタス 戦後70年――私からあなたへ、これからの日本へ アヴァンポップの旗手として注目され政治的な事柄とは一線を画する場所で作品を発…

男と女の心の「穴」ー『淑女のはらわた』を読んで

淑女のはらわた 二村ヒトシ恋愛対談集作者: 二村ヒトシ,犬山紙子,小明,川村エミコ,まんしゅうきつこ,荒牧佳代,はあちゅう,ジェーン・スー出版社/メーカー: 洋泉社発売日: 2014/02/13メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (4件) を見る 前か…

「10冊の本で自分を表現する」:やらない理由が見当たらない

おハロー。 「本棚の10冊で自分を表現する」と、こうなった - ぐるりみち。 本10冊で自分を表現だと…。 なにこれ面白そうw やらない理由が見当たらないので、承認欲求まみれのぼくの10冊を紹介します。 自分でも意外なほど昔の小説が多くなってしまった。も…

旧作映画を観て考えた:『まなざしの長さをはかって』

まなざしの長さをはかって [DVD]出版社/メーカー: オンリー・ハーツ発売日: 2009/02/27メディア: DVDこの商品を含むブログ (1件) を見る 監督:カルロ・マッツァクラーティ キャスト:ジョバンニ・カポビッラ、ヴァレンティーナ・ロドヴィーニ ほか 今の時代iT…

三角関係における死の倫理

日本人の恋愛模様は海外のそれと比べて何だか湿っぽい。 この感覚は、フィクションの中に描かれた男女の三角関係を目を向けると分かりやすい。 作中に三角関係を執拗に描いた小説家に夏目漱石がいる。中でも『こころ』は終盤のKの自死が衝撃的な作品です。こ…

岡崎京子『ヘルタースケルター』

ヘルタースケルター (Feelコミックス)作者: 岡崎京子出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 2003/04/08メディア: コミック購入: 46人 クリック: 3,901回この商品を含むブログ (334件) を見る 北条かやさんが、整形する女性たちの姿を社会学的な見地から追った本を…

『ロビンソン・クルーソー』に学ぶ悩み克服法

誰にでも悩みの一つや二つはありますよね。友達や恋人とお酒でも飲みに行って洗いざらいしゃべってしまえば気が済んでしまう軽いものもあれば、自分の中に抱えこんでしまい、いつも頭から離れないような深刻なものもあったりします。 後者のような厄介な悩み…

「禁止」と「侵犯」の哲学ージョルジュ・バタイユ『エロティシズムの歴史』

エロティシズムの歴史: 呪われた部分 普遍経済論の試み 第二巻 (ちくま学芸文庫)作者: ジョルジュ・バタイユ,湯浅博雄,中地義和出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2011/07/06メディア: 文庫 クリック: 13回この商品を含むブログ (8件) を見る 人間の性と死の…

ストレス少なめの書店との距離感覚

月に大体10冊前後本を読む。多くも少なくもない平凡な数だ。 以前はAmazonで本を買ったりもしていのだけど、ポチってしまった後でよく考えてみると別にいらなかったんじゃないかと後悔することが多々あったので、今は億劫でも書店まで足を運び直接自分の手に…

「笑い」が生む同調圧力ー『蠅の王』論

ウィリアム・ゴールディング作『蠅の王』(原題『Lord of the flies』)の中には、しばしば『正義』と『悪』の立場の逆転が描かれている。 例えばそれは、沖に船が見えるにも関わらず、山頂の狼煙が消えていることを知ったラーフが、ジャックを隊長とする狩猟…

短編小説『窒息』

すみれ組の担任が沙羅先生でした。 ぼくは、毎朝お母さんの運転する自転車に乗せられて幼稚園まで連れていかれました。ぼくは長い時間お母さんと離れるのがイヤで仕方がありません。だから、荷台に取り付けられた幼児座席の中で、いつも泣きべそをかきながら…

短編小説『行きは一人で帰りは二人』

ぼくにも、世の中に向かって語りたい話がある。残念ながら、それは大どんでん返しが用意されたミステリーでもなく、戦争の悲惨さを教えてくれる涙ぐましい家族の物語でもありません。 ぼくは、川崎さんのことについて話してみたい。 川崎さんが誰かって? 川…

掌編小説『蟻』

本当に心地よさそうに眠る女だった。 いつの頃からか、通勤電車の中で女の座席の前に立つのが、ぼくの朝の日課になっていた。 女は、毎日同じ時刻、同じ車両のいずれかの席に座っていた。阿佐ヶ谷駅に停車した総武線の車内はすでに満員状態で、ひといきれで…