そのイヤホンを外させたい

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ブログはタブラ・ラサ

ドラッカーを食わず嫌いしていた

これまで、ドラッカーといえば『もしドラ』、ビジネスの世界で凄い人くらいの認識しか持っていなかったのだが、実際に著作に当たってみると想像とはかなり違っていて驚かされた。

ドラッカーって思想家なんですね。ビジネス書なんかで取り上げられることが多いから、我が国でいう経営コンサルみたいなちよっと胡散臭いイメージがあったんだけど、ただ分析の対象を資本主義や組織、または組織の中で働く労働者に設定してるというだけで、佇まいとしては哲学者然としている。全体の感じとして紳士というか経済を扱っているとは思えない清潔さがある。不思議な人だ。

意外なところでプラトンシェイクスピアバルザックの作品からの引用があったりとドラッカーは古典の知識も豊富である。しかも、それが経済やITなどの現代社会に関する記述を効果的に捕捉しているから凄い。いかにも文学部的で苔の生えたような知識も適用の仕方次第で現代を知る強力な道具になり得るということを知りました。

俺は文学とか哲学とかいったものはこれまで人よりは読んできたと思っていましたが、そこで得たものを自分の暮らしに役立てようとかは考えもしなかったです。そのことが今では非常に悔やまれまる。もったいないことをしたなぁ。

今のところドラッカーの著作は3作品しか読んでいませんが、論理の組み立て方や過去と現在のつなげ方などとても勉強になる。時間を掛けて他の著作も読んでみたいと思う。

ちなみに、自分が読んだ中では『ネクスト・ソサエティ』がオススメ。不透明な時代を生き抜く上で良いガイドブックになると思います。マネジメントだけじゃないドラッカーの真髄味わってください。

短いですが、久しぶりの更新なので今日はこれくらいでw