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ブログはタブラ・ラサ

【感想】篠山紀信展「快楽の館」@原美術館


都内は酷暑が続いていますね。
今日は急遽写真展を見に行ってきました。



篠山紀信「快楽の館」@原美術館

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写真芸術について門外漢な俺でも、篠山紀信の名前くらいは知ってるぜ。


日本写真界の超大御所が壇蜜や有名AV女優の裸体を使ってどのような表現空間を作り上げるのか。ワクワクしながら美術館に足を運びました。


ちなみに、「快楽の館」というのはアラン・ロブ=グリエの小説のタイトルを借りたとのこと。でも、気持ち似せてるだけで小説の内容とは直接の関係はないようです。


未読。今度読んでみようかな。↓

快楽の館 (河出文庫 ロ 2-1)

快楽の館 (河出文庫 ロ 2-1)


「これ、写真展というよりは空間アートっぽいなぁ」というのが館内を見て回った所感です。


最も特徴的なのは、美術館内の全ての作品がそれが展示されているその場所で撮影されたものだということ。


自分が今いるその場所に佇む美女たちの裸体が、かつては個人所有の邸宅であった美術館の西洋風建築様式と溶け合うことで、人工的でいて不気味な官能美を作り出していました。正に他ではできないここだけの展示ですね。


これから見に行くという方向けにオススメの鑑賞法を。


それぞれの作品を見る前にまず室内の空間に一度眺めておくと良いです。現実世界と作品空間のギャップが大きくなってハッとさせられますよ。僕は途中で気づいてその見方にシフトしました。


あと面白かったのは、この原美術館には常設展もあって森村泰昌や宮島達男といったこれまた大御所アーティストの作品が展示されているのですが、本写真展はそれらともコラボしているのです。


写真と同じく美術にも疎い僕ですが(←じゃあ一体何に詳しいんだよという話ではあるw)、森村さんの書いた本は以前に偶然読んでとても面白かったので嬉しい組み合わせでした。


森村さんの本。美術に対する認識が変わる。↓

踏みはずす美術史 (講談社現代新書)

踏みはずす美術史 (講談社現代新書)


Twitterでたまたまリツイートが流れてきて気になって足を運んだのですが、言語では説明できない領域で大変学べた気がするので良かったです。


それじゃ。