そのイヤホンを外させたい

読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

そのイヤホンを外させたい

アラサー文系男子のピカレスク・ログ

『堕靡泥の星』の作者佐藤まさあきはナンパ本も書いていた

性愛 エッセイ


ブックオフで古本を物色していたら、昔のナンパハウツー本を発見したので手に取って読んでみた。

ナンパの達人 (ムックセレクト)

ナンパの達人 (ムックセレクト)


現在からしてみれば、特に目新しい内容はなく書かれているノウハウも古くさい。

が、著者の名前にどうも見覚えがあるなと思ったんです。


結びつくまでにそこそこ時間掛かった。
佐藤まさあきって『堕靡泥の星』の作者じゃん!


俺は劇画にはあまり詳しくないのですが、何年か前に上記の1巻は読んだことがありました。

内容はというと、ニヒリストの主人公が狙った女性を次々に陵辱していくピカレスク・ロマンです。

ナンパは別に犯罪ではないけれど、この人は私生活も作品と似た感じだったのですね。何だか微笑ましい。

ウィキペディアで確認したところ、生涯に4度の結婚、劇画界きっての美青年で通ってたそうな。

でも実際、劇画作者として当てたのは『堕靡泥の星』1作のみで、それ以外に飲食店経営したりビニ本作ったり豪邸建てたりと色々試みるものもことごとく振るわず。なかなか破天荒ですね。

そういう宿命だったと言ってしまえばそれまでですが、創作と色恋に関する事柄って切っても切れない関係性にありますよね。人一人の人生呑み込むくらいのパワーは平気である。

その一方で、谷崎潤一郎とか団鬼六とか、年齢を重ねるにつれて若い頃とは異なる落ち着きと色気を獲得し、大家の雰囲気が出てくる人も多いのもまた事実。谷崎は同時代を生きてないから想像でしかないけど。

男性として性愛の方面で遊学しつつ、そこで培ったものを自分の仕事なり趣味なりに活かしたいのであれば、現在の自分が色恋の手綱を不器用なりにもしっかりと握ることができているか定期的に審査することも大事かもしれない。

まぁ、子鹿の心臓しか持ち合わせてない俺のような人間は頑張っても佐藤さんのような破天荒はできないですが。ある意味、憧れます。

あ、そうそう、堕靡泥は最近人気AV女優主演で映像版が作られたみたいですね。ここではリンク貼りませんが、興味ある方はどうぞ。